【日本語訳詩】「False Hope」(スペンサー・ギブ)
「False Hope」(スペンサー・ギブ)
アナログ盤キャンペーン中のアルバム『Let’s Start Over』の中でも印象的なせつない曲「False Hope」の歌詞を日本語訳で。
板を打ち付けて
閉ざしてしまえばいい
もう壊れてしまって
どうしようもない
それなのに諦められないのは
もうどうしようもないという そのときになって
君がまた明りをつけるから
「なんでもない」って言ったりするから
ベイビー 君がくれるのは またとない
ありもしない希望
すぐには気がつけなかった
君は何も信じられない
このごろの君は 僕に夢を見させて
舞い上がらせておいて そして突き落す
悲しいけれど 君はたぶん変わらない
君は何も信じられない人だ
今は幸せだって 君は言う
眠って起きたら何もかも忘れている
嘘ばかり 言い訳ばかり
もう忘れて前に進みたい 僕がそう思い始めると
君はまた明りをともす
ベイビー 君がくれるのは またとない
でも ありもしない 希望
すぐにはそれに気がつけなかった
君は何も信じられない
このごろの君は 僕に夢を見させて
舞い上がらせておいて そして突き落す
悲しいけれど 君はたぶん変わらない
君は何も信じられない人だ
言ったじゃないか(信じられない)
君は言ったじゃないか
どこにも行かないって
いつまでも一緒だって
言ったじゃないか…
とても悲しい恋の歌。あるいは別れの、喪失の歌。子どもが親に歌う歌でもいいかもしれません。この曲を聴いていると、思いの深さに文字通り「じーん」としてしまいます。
ロビンが「歌手というのは感情を声に乗せる能力を持つ人間のことだ」と言ったことがあります。ロビンは、そんな意味でまさに“歌手”で、「むきだしの痛みが声にそのまま現れている」とよく言われていました。この曲などを聴くかぎり、長子のスペンサーはその能力を受け継いだようです。歌い方の特長も少し似ています(明らかに影響を受けたのでしょう)が、個人的には声の質はそんなに似ているとは思いません。でも人の心を打つという点では、お父さんの持っていた稀有の才能がスペンサーに流れているのを感じます。
YouTubeのコメント欄には、ロビンの歌声や才能を惜しむ人たちの、「ああ、この人はほんとにロビンの息子なんだなあ…」というコメントがあふれています。
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(Thanks: Spencer Gibb)
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