映画『サージェント・ペパーズ』ブルーレイ、今秋アメリカで発売
ビー・ジーズが主演した映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が今秋ブルーレイで登場します。
発売元の米Shout! Factoryのサイトによると、詳細は以下の通り。
発売日 2017年9月26日
価格 21.99ドル(変動の可能性あり)
113分
リージョンA(つまり日本でも見られます)
「ボーナス・マテリアルについても作業が進んでおり、後日発表します」ということなので、楽しみですね。
劇場版予告編(↓)とかじゃなくて、ボツ映像とか、撮影風景とかが入っていたらいいなあ。
シンプルな(カタカナでいうといいみたいだが、単純な、ということだな)ストーリーライン、セリフはなしでナレーションとビートルズの歌で進行…という試みは、要するに(MTV時代に先駆けたともいえる)長尺のPV。本当の意味でビー・ジーズの演技が見られるというわけではありませんが、ピーター・フランプトン演じるビリー・シアーズのバックバンド、ヘンダーソン兄弟を演じる若き日のビー・ジーズを見られる貴重な作品です。
モーリスがドラムスを担当することになったのは、制作側としてはフロントマンで人気のあったバリーをバンド内で目立つ位置に配置したかった…となると、モーリスかロビンがドラムスになるが、ロビンはドラムスをたたく真似をするには不器用過ぎた…のであろう、と言われています。それにしてもドラムスでもやはり絵になるモーリスです!
彼らの劇場映画主演はこれ1本、このほかにも企画はいくつかあり、特に70年代はじめには『エイリアン』とか『ブラックホーク・ダウン』を監督したリドリー・スコットで劇映画を撮る話があったと報じられているので、そっちも実現していたらと非常に残念です。三人ともとても“絵になるタイプ”だったのに!
ちなみにビー・ジーズは79年の全米ツアー(いわゆるスピリッツ・ツアー)の際に、大ヒット上映中だった『エイリアン』を、映画館全体を貸し切る形で、ツアー一行で見に行った、という話がありますが、監督が一緒に仕事をする予定もあったリドリー・スコットだったことも関係しているのではないかと思われます。当時の彼らの人気はすさまじく、映画館に出入りしたりできる状態ではなかったので、混乱を避けるために映画館を貸し切りにしたそうな。
(この当時の彼らに取材した『ローリング・ストーン』のカバー・ストーリー/ロング・インタビューについて、「内容を紹介してほしい」というリクエストをときどきいただきますが、一部「ピー(<放送禁止音)」な内容があり、以前にちょっと訳出したときには、特に女性ファンから「ショックだった」という反応が多かったと聞き、いまだに迷っております…)
{Bee Gees Days}
© 2009 - 2024 Bee Gees Days. 当サイト記事の引用・転載にあたっては出典(リンク)を記載してください。