ビー・ジーズ第二世代によるトリビュートアルバム『Please Don’t Turn Out the Lights』―タイトルトラックをプレビュー

ビー・ジーズ第二世代によるトリビュート・アルバムのタイトル・トラック
「Please Don’t Turn Out the Lights」

5月1日(若葉のころ!)を記念して、満を持した形で、タイトル・トラックが発表されました。アルバムそのものの発売は5月19日になるそうで、米アマゾンではすでに予約が開始されています。日本でも近く予約可能になるのではないかと思われます。 

どのレビューでも、一番の注目曲に挙げられていたこのタイトル・トラック、4兄弟の長子が中心に歌ったという話題性もあり、確かに素晴らしい出来栄えです。サマンサとピータの女声も加わって、父親世代にも劣らない厚みのあるハーモニーを聞くことができます。順にソロをとる各人の個性も聞きもので、ミュージシャンとしての活動歴はぴか一のロビンの長男スペンサーのギターも聞くことができます。ボーカルに関しては、個人的にスティーブン・ギブの激しさが、声のタイプはぜんぜん違うけれど、ロビンの歌い方を思わせて感動です。

バリーも喜んだというこのプロジェクト、米アマゾンのレビューでようやく全貌がほぼ明らかになりました。トラックリスト(順不同)はどうやら-

「誰も見えない」(ベリ・ギブ・ローズ)
「ニューヨーク炭鉱の悲劇」(サマンサ)
「ジョーク」(RJ)
「イン・ザ・モーニング」(アダム&サマンサ)
「フール・フォー・ア・ナイト」(ピータ)
「プリーズ・ドント・ターン・アウト・ザ・ライツ」(スペンサー、スティーヴン、アダム、ピータ、サマンサ)
「ドント・フォール・イン・ラヴ・ウィズ・ミー」(スペンサー)
「オン・タイム」(スティーヴン)
「エンジェル・オブ・マーシー」(サマンサ&アダム)

このほかにもう1曲、バリー家のトラヴィス・ギブも参加しているので、彼の曲が1曲あるのではないかと思うのです…が、サマンサの「ステイン・アライヴ」を入れるとすでに10曲になるので、どうなんでしょうね。今回、新たに判明したのはベリちゃん(昔のイメージが強すぎて、ついそう言ってしまう…)の「誰も見えない」とモーリス家の兄妹の「エンジェル・オブ・マーシー」です。

なお、最近、別件でロビン家のドゥイーナ夫人とお話ししたところ、RJ・ギブの「ジョーク」は彼自身のアレンジによるそうです。また、サマンサによれば、RJは他の人の曲にハーモニー・ボーカルとしても参加しているとのこと。

とにかく発売が待たれるトリビュート・アルバムです。

{Bee Gees Days}

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