今年のグラミー・トリビュートライヴは『フィーバー』40周年とビー・ジーズ
今年のグラミー・スペシャル・トリビュート・ライヴは映画『サタデー・ナイト・フィーバー』40周年を祝ってビー・ジーズ特集です!
ロサンジェルス・タイムズ紙(オンライン版2017年1月27日付)等が報じたところによれば、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミー、CBS、AEGエーリック・ヴェンチャーズによって、オールスターの出演によるビー・ジーズ・トリビュート・ライヴが、グラミー賞授賞式とタイミングを合わせて実施されます。
以下に同紙の記事を簡単にまとめてご紹介します。
今回の企画でビー・ジーズと大ヒットした『サタデー・ナイト・フィーバー』のためのトリビュート・ライヴに出演が予定されているのは、ジョン・レジェンド、アンドラ・デイ、セリーヌ・ディオン、その他、ロックならびにカントリー音楽界のスターたち。
題して『Stayin’ Alive: A Grammy Salute to the Music of the Bee Gees (ステイン・アライヴ~ビー・ジーズ・トリビュート・ライヴーグラミー・スペシャル)』。1977年から1978年にかけて、ビルボード・チャートのトップに24週間にわたって君臨し続けた『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラック・アルバムの発表40周年を記念するこのイベントには、このほかにキース・アーバン、トリー・ケリー、ペンタトニックス、DNCE、リトル・ビッグ・タウン、デミ・ロヴァ-ト等が出演する。
2月14日にロサンジェルスのマイクロソフト・シアターで行われるコンサートにはビー・ジーズの創設メンバーであるバリー・ギブも登場。(モーリス・ギブは2003年に、ロビン・ギブは2012年に他界した) この模様は後日放送される。
レコーディング・アカデミーのニール・ポートナウ会長は『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックは「1970年代のポップ・カルチャーの象徴」であり、「このアイコニックな兄弟バンドは、卓越したハーモニー、見事なグルーヴ、ステージ上のペルソナにふさわしいカリスマ性を備えて、音楽の一ジャンルを超えてひとつの世代を象徴する存在となった」と語った。
また、長年グラミー賞テレビ放送のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めてきたケン・エーリックは、この水曜日にタイムズ誌に対し、「ビー・ジーズは数世代もの音楽に驚くべき影響を及ぼしてきた。彼らのハーモニーが続く世代に影響したことは疑いもない。私自身、ずっと彼らの大ファンであり、今回このトリビュートを実施できるのは心からの喜びだ」と語った。
「ステイン・アライヴ」「愛はきらめきの中に」「恋のナイト・フィーバー」等のヒットを生んだアルバム『サタデー・ナイト・フィーバー』をひとつの軸に、さまざまなパフォーマーたちが、初のアメリカ・ヒット「ニュー・ヨーク炭鉱の悲劇」が生れた1967年にさかのぼるビー・ジーズの音楽的レガシーの他の側面も掘り下げる。
『サタデー・ナイト・フィーバー』はグラミー賞でアルバム・オブ・ジ・イヤー賞に輝き、アメリカ・レコード協会(RIAA)によってアメリカ国内のみで1500万枚を売り上げたことが認定されている。
このトリビュートは、近年恒例となった関連スペシャル・ライヴの形をとり、パフォーマー、プレゼンター、賞候補、観客等としてグラミー賞の会場に集まる数々のアーティストたちが登場する。コンサートのチケットはwww.axs.comで発売。
こうしたスペシャル・トリビュートの第1回はビートルズのエド・サリヴァン・ショー出演50周年を記念した2014年の「ビートルズ トリビュート・ライヴ~グラミー・スペシャル(アメリカを変えた夜)」。続いて2015年春には『スティーヴィー・ワンダー トリビュート・ライヴ~グラミー・スペシャル』、同年12月には『グラミー・トリビュート・ライヴ――フランク・シナトラ生誕100周年』が実施された。グラミー賞授賞式とタイアップする形をとったビートルズとスティーヴィー・ワンダーのスペシャルとは異なり、シナトラのトリビュート・ライヴは別途ラス・ヴェガスで撮影された。
これまでビートルズ、スティーヴィー・ワンダー、フランク・シナトラのトリビュート・ライヴ(グラミー・スペシャル)はWOWOWで放送されていますから、日本でも今回のビー・ジーズのスペシャル・トリビュート・ライヴが見られそうでしょうか?! やっぱり「7がつく年はビー・ジーズが来る!」というジンクスは健在か!
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